
ノルディックウォーキングには、そのスタイルに大きく分けて3つのレベルがあります。
![]() | 【ヘルスレベル】 自然なウォーキングスタイルがベースとなる、誰でも楽しくできるノルディックウォーキングです。背すじを伸ばし、視線は遠くを保ちながら、後方への腕のスウィングは腰までしっかり押し付けましょう。ポールは前後の両足の間、斜め後方に傾いた角度で突きます。 【ヘルスレベルお勧め】 長時間(3時間以上)のトレーニングを必要とするアスリート、一般のノルディックウォーカー、リハビリなど。 |
![]() | 【フィットネスレベル】 より効果的で運動強度の高いノルディックウォーキングスタイルです。歩幅と腕のスウィングがヘルスレベルより明らかに大きくなり、上体が前傾します。ポールを突く位置はヘルスレベルより前方になりますが、前の足のかかとより前に出ることはありません。 【フィットネスレベルお勧め】 インターバルトレーニング、運動強度に変化をつけたい体力レベルの高いノルディックウォーカーなど。 |
![]() | 【スポーツレベル】 ノルディックランニング、筋力トレーニング、バランストレーニングなど、ノルディックウォーキングから発展した多様なトレーニング全般を言います。 【スポーツレベルお勧め】 限界を打ち破りたいアスリート! |
※引用 日本ノルディックフィットネス協会ホームページより |
ノルディックウォーキングは、クロスカントリーの選手が夏の間の体力維持・強化トレーニングとして行っていたもので、北欧ではスキーウォーキング、ポールウォーキング、フィットネスウォーキングとも呼ばれるそうです。
ノルディックウォーキングの発祥として言われているのは、
- オフシーズンのスキートレーニングとして1980年代にはじまった。ポールを持って丘を歩く、この方法が確立し北欧のスキーヤー達は1年中トレーニングができるようになった。 ノルディックウォーキングで使用するポールには膝や背中の負担を減らす役割もあり、北欧では老若男女誰でも親しめるスポーツとなった。
- 1930年代初めにフィンランドのクロスカントリースキーチームの夏場のテクニックトレーニングとして、ポールを持ってハイキングやランニングをした事からはじまった。それ以降クロスカントリースキー競技者にとって、重要なオフシーズンのトレーニング方法となった。
- 1990年代、ポールを持って歩くことの身体的効果について、フィンランドで活発に研究試験が行われ、1996年、フィンランドスポーツ研究所、フィンランドのスポーツ用品メーカーであるエクセル社(Exel)、および Suomen Latu(野外レクリエーションスポーツ協会)の共同事業のもと、この新しいエクササイズを一般の人々に紹介するに至った。
一説には、クロスカントリースキーの競技会でスキー板を忘れた選手がストックだけでウォーキングしたことが始まりとも・・
とにもかくにも上記のような経緯を経て、1997年、このエクササイズを国際的に「ノルディックウォーキング」という言葉で定義し、最初のカーボンファイバー製ノルディックウォーキング専用ポールが考案され、本格的な普及活動がスタートしました。
2000年、フィンランド・ヘルシンキに国際ノルディックウォーキング協会が設立されて以来、多くのパートナー協力のもと国際的にノルディックウォーキング普及活動を展開し、現在(2009年)ではノルディックウォーキング活動を世界40カ国を越える国で見ることができます。
そして現在、母国フィンランドでは、1990年代後半になって健康増進のため国を挙げてノルディック・ウォーキングを推奨した影響もあり、フィンランド国民全体の16%以上とも82万人とも言われる人々が、週1回習慣的に取り組むほどに普及した、大人気のフィットネススポーツになっています。
日本においても近年、エクササイズやフィットネスの1つとして広がりを見せています。
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